子供の視力低下の増加は深刻な問題となっています。最も多いとされる原因は、近くを見つめる際に
水晶体を膨らませるため緊張する毛様体筋にあります。この毛様体筋の緊張は、初期の段階で
あればトレーニングなどにより十分改善させることができるとされています。早ければ早いほど回復
できる可能性は高いのです。つまり、視力回復の基本は早期発見、早期治療に限ります。では、
どのように早期発見を心掛けたら良いのでしょう。小学校では年に1回視力検査が行われます。
1.0未満、昨年度より明らかに低下している場合は要注意です。たとえ1.0以上であっても近視が
徐々に進行しているケースがあります。1.0以上で徐々に進行している程度であれば確実に視力
低下を防ぐことができ、視力回復は期待できるレベルなのです。小学校の視力検査だけに頼って
いたのでは1年間にかなり進行してしまう場合もあります。3〜6ヶ月ごとの歯科検診と同じように、
定期的な眼科検診も必要ではないでしょうか。眼科検診でなくとも、普段の生活において注意して
みるようにしてください。目を細めて見るようなことはありませんか?このような動作は軽い近視と
考えたほうが良いでしょう。すぐに眼鏡やコンタクトレンズをかけさせる必要はないかもしれません。
遠くを見つめる習慣、栄養バランス、姿勢、環境で回復できる段階なのですから。子供の視力低下
に大変影響を与えているのがさまざまな生活環境です。視力低下を防ぎ、視力回復に効果のある
生活習慣をいくつかあげてみましょう。
・正しい姿勢…これは昔から言われていることですが、悪い姿勢が直接目に影響を与えるわけでは
ありません。勉強をする際、姿勢が悪いと本やノートに目がより近くなります。すると水晶体を調節
する毛様体筋が極度な緊張状態を維持することになるのです。これが仮性近視で、近視の始まり
なのです。目とものの間の適度な距離は視力回復に大変影響を与えることなのです。
・テレビやゲーム…昔からテレビは2〜3m以上の距離をおいて見ましょうと言われています。
そして、特に最近問題視されているのがゲームです。小さな画面に小さなキャラクターと文字が映し
出される流行のポータブルゲーム機ですが、ゲームであるだけについ熱中してしまうことから、じっと
近くを見続ける時間がどうしても長くなってしまいます。これも、毛様体筋の極度な緊張を招き、近視
を引き起こす原因となるのです。時間を決め、10〜15分遠くを見つめる休憩を入れることが視力
低下を防ぐことになるのです。
・目を休める…目は、起きている限りずっと働き続けています。最近の子供の生活と言えば、勉強、
テレビ、ゲーム、漫画…近くを見つめる作業がなんと多いことでしょう。30分ごと、1時間ごとに
ほんの10〜15分目を休めるだけで、視力低下を防ぎ、視力回復の可能性があるのです。簡単な
ようでなかなかできない目を休める生活習慣を心掛けることも大変重要なのです。
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